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花を求めて(二条城)

徳川幕府が幕を下ろしてから、今年で150年。大政奉還の舞台であった二条城が、本日の京都まちなか散歩先です。節目の年として何かと話題になりますが、やはり2018年は今まで以上の賑わいを見せていると散歩をしていて感じます。

京都が誇る美しい庭園は、海外メディアに取り上げられることも多く、外国人観光客も、たくさん散歩へお見えになっているようです。夜桜のライトアップや、映像や音楽を用いた演出も話題となりました。

多くの方に興味を持っていただくのは、京都に住む者にとって大変嬉しいことですが、人の多い所が苦手な私は少し散歩の足が遠のいてしまいます。

しかしこのままでは、駆け足で訪れ去ってしまおうとする京都の春を、逃がしてしまいます。せっかくのご近所さんですし、思い立ったが吉日とばかりに「二条城」へ京都まちなか散歩に出かけました。

近年になって「二条城」は、東大手門や唐門が修復されました。繊細な彫刻や金の装飾が施され、美しさと豪壮さが溢れております。広い城内では、京都でも有数の50種約300本の桜を愛でることが可能です。

こちらは、天守閣跡から見るしだれ桜です。今もこの地に天守閣が建っていたら、どれだけ素晴らしい景色となるでしょう。城内全体が引き締まり、周りの景観もさらに美しく変貌することが想像できます。何度も散歩へ訪れていますが、京都の歴史を再現するためにも強く再建を望みます。

大政奉還150周年記念植樹の桜も、見事に花をつけていました。荘厳な門の脇に立つ桜や、白壁に添う桜。城内の趣きと自然が、絶妙な調和を見せてくれます。

ふと視線を少し下げますと、可愛らしい花と目が合いました。次の季節の主人公、ツツジです。「二条城」は、梅や桜の他にツツジの名所としても知られていますので、今後の京都まちなか散歩の楽しみです。

毎年4月の下旬に見ごろを迎え紅、桃、白の花、そして真新しい緑の葉が、城内を彩ります。早春から晩春まで、絶え間なく春を感じることができる「二条城」。かつての城主もきっと、華やかな春の風情を心待ちにしていたことでしょう。

(ご参考までに)
現在は600円で観覧できる「二条城」ですが、2019年4月以降は、入城料600円、二之丸御殿観覧料400円という料金設定になります。
http://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/wp-content/uploads/2018/12/nyuuzyoryokaitei.pdf

参考URL

http://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/

二条城

 

miyaby

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