輪違い紋!

妙心寺を訪れた際、広大な山内を歩いておりましたら塔頭の一つ隣華院の瓦にある寺紋にピン!ときました。島原の輪違屋で見た店紋を思い出しました。輪違いの紋です。

隣華院は、賤ケ岳七本槍で名高い脇坂安治を始めとする同家の墓所とのことで、この武将の家紋である輪違い紋と所縁があるとのことです。少し調べてみたのですが、真言宗の寺院にも寺紋として輪違い紋が多くあるそうです。

輪違屋で思い出したのが、浅田次郎さんの「輪違屋糸里」です。この書籍ですが、2004年5月30日第1刷発行となっています。
新選組には大いに興味を持ち続けていますので、当時、購入してすぐに拝読しましたが、10数年前で内容を失念してしまいました。テレビドラマにも映画にもなりましたが、どうやったかなと思い出しています。今でも印象に残っているのは、土方と糸里の心の機微や取り巻く人物の絡みを読み解くのが難しかったと記憶しています。