錦秋の窓!源光庵
2月の寒空の中、鷹峯のきつい坂を何とか自転車で登り源光庵へ京都まちなか散歩に参りました。じっくりと丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」を眺め、その際に紅葉の季節に再訪しようと意に決しておりました。晩秋から初冬へと季節が移ろうこの京都で、紅葉を見る機会はそろそろ最後だと感じ、本日は源光庵への京都まちなか散歩に参ります。
また合わせて近くにあります光悦寺にも参り、鮮やかな紅葉を鑑賞しようとも考えております。
京都のまちなかであれば、概ね自転車+散歩で行くことが多いのですが、体力的に少し無理かなと感じ再訪は市バスを利用することとしました。千本北大路から佛教大学前を通り鷹峯へ通じる道は、坂が結構きつく息が切れるほどで、前回の京都まちなか散歩では往生しました。
さて、京都まちなか散歩、再訪しました源光庵の門前では思い描いていた風景よりもさらに深みのある風情を感じる景色が眼前に広がります。
紅葉は、紅や黄を散りばめた風情ある絵画のようでこれは美しいと純粋に感じ入りました。
その際、頭に想起したのは、「あの二つの窓の外はどんな景色が待っているのだろう」ということで、散歩の足を早め、本堂へと急ぎますが、観光客や修学旅行生の多さに少し戸惑いを感じました。
やはり皆さん「悟りの窓」と「迷いの窓」がお目当てで、写真を引っ切り無しに撮っておられました。(私も同じなのですが)
冬に参りました祭には、陽光による光と影、陰と陽といった独特の空間の中に枯淡とどこか寂しさを感じたことを記憶しておりますが、今回の印象としましては、光と影、陰陽という独特の空間は同じなのですが、そこから漂う雰囲気には紅葉が発する鮮やかな色彩が混ざり合い、派手ではないどこか華やいでいる明るさを体感しました。
願わくば、「この2つの窓の前に座して静かにじっくりと静観し沈思したい!」と感じますが、これは誰もが思う希望なので実現は難しいと納得しております。
源光庵を後にし、京都まちなか散歩は光悦寺へ歩を進めることとします。こちらの紅葉も見事な色彩と風情を醸し出していまして、晩秋の深みと言うのでしょうか、自然美を感じました。
京都まちなか散歩の帰路、私はどうも人が集まるところが苦手でひとりでぶらぶらとしてしまう癖があるのですが、今回も鷹峯から混んだ市バスはごめん被りますと感じ、思いつきで鷹峯から歩きまして千本北大路からさらに下ることとしました。
帰宅後、足や腰が痛く少なからず後悔しましたが、源光庵の二つの窓、紅葉が映し出す自然美、これらを思い起こしながら、次の京都まちなか散歩を思い浮かべているところです。
参考URL
https://ja.kyoto.travel/search-keyword.php?keywords=%E6%BA%90%E5%85%89%E5%BA%B5