北野天満宮で行われる大祓人形(ひとがた)神事の人形と車形(人の形をした紙と車の形をした紙)が町内会から届きました。これは、天神さんの氏子区域に住む人たちに町内会を通じて配られるものです。お祓いは、6月と12月に行われるのですが、人形に自分自身を託し、罪やけがれを祓い取り除き、心身ともに清めるというものです。人形には、それぞれ家族の氏名、数え年の年齢を書き、任意のお祓い料を封筒に入れてまた町内会の役員さんにお渡しします。私は、罪やけがれのお祓いというより無病息災を託しています。
人形が届いて思い出したのですが、ずいき祭でずいき御輿を見損ねました。ずいき祭は、10月1日から5日にかけて行われ、五穀豊穣に感謝する秋の祭です。ずいき御輿は、屋根をずいき芋(里芋の茎)で葺き、神輿の各部はかしら芋、なす、唐辛子、ほおずきなどと湯葉、麩などの乾物類で覆われています。ずいきは酢の物などで食べますが、美味しい!というものではありません。若い方はご存じないのではと思います。
いつも氏子として見逃すまじと思うのですが、御輿や行列が通るタイミングがなかなかつかめず、今回は見ること能わずでした。来年を期待したいと感じています。