京都観光へ訪れた方の中には、職人が丁寧に作り上げた陶芸品を買い求め、散歩を楽しまれている方も多いのではないでしょうか? 本日はそんな京都の陶芸を巡って、ぶらりん散歩して参りましょう。
散歩のスタートは「五条大橋」といたします。こちらから東へ、清水寺の方に向かい、大和大路通から東山通(東大路通)の界隈へ向かっていくと、清水焼発祥の地である「五条坂」へ辿り着きます。
ここは、京都の中でも陶芸・焼きものが盛んなまちで、かつて全国から職工さんが集まって来られたとのことです。毎年8月上旬には400店もの店が立ち並ぶ「陶器まつり」が行われておりますので、陶芸にとことん触れたい方は京都まちなか散歩へと足を運んでみて下さい。
「清水寺」だけでなく、「祇園」や「京都国立博物館」といった人気散歩スポットへ歩いていくこともできますので、ちょっと違った京都の顔を見たいと、ついでに立ち寄ってみるのもなかなか面白いですよ。
「五条通」には、数々の陶磁器店が立ち並んでいる、素朴な風景が目に入って参ります。京都まちなか散歩を楽しまれる方には、ここからさらに小道や路地に入って頂きたいと思います。ものづくりの工房や陶芸教室、小さなお店との素敵な出会いが待っているでしょう。丁寧な手仕事の品々が揃っていて、見ているだけで心が癒されていくようです。
この界隈での散歩をしていると、工房やお店の方がとても気さくに話していただけます。いろいろと貴重なお話を聞かせくださるので、これもまちなかぶらりんの醍醐味だと思っています。
MOTTAINAIクラフトあまた
参考URL
https://amatacraft.exblog.jp/
さて、そんな本日はまず「MOTTAINAIクラフトあまた」さんを覗いてみます。
こちらは、築約90年の町家を改装したクラフトショップです。写真に写っているのは、棕櫚(しゅろ)のほうき。「これは珍しいなあ」と感じたのと、丁寧に使えばとても長持ちするとお聞きし、使い捨てではない「ものを大切にする心」を思い出しました。
陶点晴かわさき
参考URL
http://toutensei.com/
次に、「陶点晴かわさき」さんを訪れてみます。
五条坂沿いにある陶器屋さんで、陶芸散歩を行う際にはつい足が向くお店です。築百十数年の町家の店内には、京焼・清水焼の器が並び、品数の豊富さに驚いてしまいます。伝統ある陶芸品に見惚れていたため、せっかく散歩へ行ったのですが美しい器の写真を撮り損ねてしまいました。申し訳ありません。
こちらでは、「登り窯跡」も見学させていただきました。ここで名のある作品がいくつも生まれただろうと想像すると、感慨深いものがあります。
本日は訪れませんでしたが、より京都の歴史ある陶器に触れたい方は、「京都陶磁器会館」へ散歩の足を向けてみるのもおすすめです。名工の作品から、若手作家の作品まで無料で観覧することができます。1週間~半月程度で展示が入れ替えられるため、いつ訪れても新しい発見のある場所です。
参考URL
http://kyototoujikikaikan.or.jp